毎年甲子園がかかっているのか、それほどでも無いのか、どのくらいのレベルの高校なのかは分からないが、(たぶんその高校の生徒ではない)父兄同士の話によれば、よくあるケースとしてケガとかでもう選手としての望みがないと自ら悟った生徒はわざと人目につくところでタバコを吸ったりするらしい。
私の思うに、これは学校ごと不祥事で出場できないようにするためというより、もうそうして自分という人間を終わらせるしか彼自身に先がないから故、そうしているのではないかと、その時の私は感じた。
「高学歴でなくても」とか「ありふれた仕事でも」とか、言うのは簡単だけれども、電車が突っ込む先のレールの脇の他人など初めから眼中に無い置き石少年には意味の無いお節介でしかないと思う。
尚、前者には敗北を自らでのみ引き受ける覚悟と性根を感じる。