匿名F氏の野望ブログ

Fによるブログ。

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愛憎の日本文化

 さる質問サイトに寄せられた「文化を破壊するものはなんですか」への答えとして「文化の発生にはブルジョアの庇護が必須なので、文化を破壊するのは常に左翼である」みたいな回答を文化大革命やらなんやらを持ち出してしたり顔で回答している人がいた。

 この人にすれば歌舞伎とか浮世絵、そしてほとんどすべての文学作品なんかは文化ではないのだろう。

 映画「レオン」で世間ずれした殺し屋は仕事を仲介するエージェントにいつも後払いだと丸め込まれて報酬をだまし取られているが、あのゴッホも生前からさる覆面ブルジョア貴族に多額の報酬を約束されて農夫とかひまわりの絵を描きまくっていたが、そろそろカネを寄越せとうるさくなり始めたので、拳銃少年を差し向けて片付けたというのが実は最近わかった事実ですと言ってもこの人なら信じるだろうな。(マジでゴッホ殺人事件とかどうだろう。兄の不自然な行動から弟のテオは覆面貴族の殺害計画を知り、自ら特殊な人体強化剤を開発し、それを貴族の目を欺くために絵の具と見せかけたチューブに詰めて兄貴に渡すが、兄貴は耳にだけそれを塗り忘れてしまいナイフで耳たぶを切りとられてそこから弾丸を頭部に撃ち込まれてしまう。ゴッホが片思いしていた彼女は義侠心から仕方なく仇をとらんとして全身にその強化剤を塗り遺留品の拳銃片手に覆面貴族の城に乗り込むが、そこで二百二十号サイズの巨大な額に入ったゴッホの筆による自分のヌードが寝室に掲げられているのを目にし…やっぱダメだな。俺もパトロンほしい)

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 舞台で客席から向かって左の下手といわれる方向から「てーへんだ」と駆け込んでくるのは、人間の心臓は左にあるので…そうしてそれは漫画のページ進行にも共通していて…みたいなのを読んだことがあって、これを成立させるためには(台詞が)縦書きでなければならない…。

 という今回も全然うろ覚えの引用で申し訳ないが、どこかで読んだこの理論に私は非常に納得し、だから私は横書きで漫画を描くということになった場合は抜本的に漫画の文法を変更しなければならない派なのですが、需要のありかを考えるに不利ですよね。

 

 さて、ストーリーシートを書くときに左から右に時間を進めるか、右から左に時間を進めるか問題が僕(さっきまで私と言っていた一人称の表記が一つの文章の中で揺れているのは小生にとっては意味のある決定なのです)の中にあって、草稿メモはパソコンで作っているからおのずから横書きになって、だから右に向かって話が進んでいくべきなのですが、前述のように本番では左に向かってページをめくるのでファイナルイメージから考えると右から進んでいくのが正道とも言えます。

 ただ、これまであまりにも欧米文化圏かぶれの仕事(たいていの会社の業務はこれ)になじんできたので横長のフォームで右から左にすすむというのは生理的にどうも…。

 結局どっちなんだよと言うところですね。

 全体の位置関係を、ちょうどデッサンを確認するときみたいに左右反転しても、文字自体は反転しないで読めるようなソフトがあればいいのですが、そんなニーズの乏しいものはだれも作らないだろうな。

 さて、作業に入る。