またしても発生した電源喪失は解決されたらしいが、これはただの僥倖で実はフクシマの悪夢は再来が目前だったのではないか。
戦後、発展と向上を旗印にやってきた我々だが、少なくとも平成に入ってからのおよそ三十年の人々の献身はすべて空疎に浪費しつくされ、今や凋落はますます確たるところとなり嘘と悪意だけが蔓延する国土となった。
地平天成、普通に働いて普通の暮らしがある楽土の創造は人智の為し及ぶところではないのかもしれない。
なんとか現実という最悪の映画から逃れる手はないものだろうか。
今日、一日に感謝したい。